銀について

銀の特性

銀は貴金属の一種である
元素記号Ag、原子番号47、原子量107.8682
銀の反応性は、貴金属の中では高い
室温における電気伝導率と熱伝導率、可視光線の反射率は、いずれも貴金属の中で最大である
延性および展性に富み、その性質は金に次ぎ、1グラムの銀は約2800mの線に伸ばすことが可能である
貴金属の中では比較的化学変化しやすく、空気中に硫黄化合物(自動車の排ガスや、温泉地の硫化水素など)が含まれていると、表面に硫化物Ag2Sが生成し、黒ずんでくる
塩素などのハロゲンとは直接結合しハロゲン化銀を生成する
酸化作用のある硝酸および熱濃硫酸に溶解し銀イオンを生成する

銀の産出国

メキシコ、ペルー、オーストラリアで、この3カ国だけで世界の生産量の約半分を占めている
日本はかつて銀の輸出国だったが、国内での工業需要がしだいに多くなり、1950年代末以降は輸入国となった

銀の歴史

とともに、中世ヨーロッパでは新大陸発見までの慢性的な不足品であって、そのため高価でもあった。
特に16世紀後半から17世紀前半にかけての日本は東アジア随一の金、銀、銅の採掘地域であり、生糸などの貿易対価として中国への輸出も行っていた。
金、銀、銅の貴金属は日本の貿易品として有用だったので、銀山は鎌倉幕府以前から江戸の鎖国終了からしばらく、明治に至っても国が直轄する場合が多かった。中でも島根県大田市の石見銀山は有名。
その後、日本の銀山は資源枯渇のため、世界の銀産出地から日本の名前は消えた。
16世紀を通じて金の産額には大して変化がなかったのに対し、銀は16世紀中頃よりポトシ鉱山や石見銀山を中心に著しく増大したため銀価格が暴落した。
16世紀中頃の銀の増産の背景には、アマルガム法や灰吹法の導入があった。
新大陸発見後は、ペルーなどで大量採掘された銀が世界中に流れることになった。
銀価値の暴落によりヨーロッパの物価は2〜3倍のインフレーションに陥った(価格革命)。
さらに近年、採掘技術の向上、および銅の電解精錬の副産物などにより金銀の生産量が増大し相対的に価格は下落している。
しかしながら、いまだに銀は高価な貴金属であって、その光沢とともに、人々に愛好されている。

銀相場

金と並び貴金属や工業用素材として広く使用されることから、投資の対象にもなっている。
時には、投機的な資金が流入して相場価格が乱高下することがある。
投資の対象として注目されるようになった発端は、1979年〜1980年のハント兄弟が、工業用にも利用されている銀の価格が金と比べて低いことに着目した買い占めがきっかけであり、一時は20倍もの価格上昇が発生した。
ハント兄弟の価格つり上げ工作は、欧州の一般家庭が使っていた銀食器が鋳つぶされ、市場に大量放出されたことによる暴落で大失敗に終わるが、その後も1996年には米国の投資家ウォーレン・バフェットが世界の年間供給量の5分の1を買い占めたと表明し、直後に暴騰が生じるなど、依然として混乱は見られる。
なお、もっとも銀消費量が多かった写真工業分野では、現像時の銀回収システムやフィルムを使わないデジタルカメラの移行が進んでおり、ハント兄弟の買い占めに際して発生した写真フィルム、レントゲンフィルムの品不足のような事態は、今後は発生しにくいと考えられている。

銀時計

銀で鍍された時計、或いは銀無垢のケースの時計である。

銀の象徴的意味

銀は、美しい白い光沢を放つ事から、占星術や錬金術などの神秘主義哲学では月と関連づけられ、銀は男性を、金は女性を意味していた。
ある時を境に位置が逆転し、銀は月や女性原理などを象徴する物となり、一方、金は太陽や男性原理などを象徴する物となった。
また、各種競技、コンクール等で、2位の場合に送られるメダル等に使われていることから、二位という象徴的意味も持ち合わせている。

銀山

銀山(ぎんざん、silver mine)とは、銀を産出する鉱山のこと。
銀は古来より貨幣としての使用や、銀器など上流階級層の装飾品、日常用品に使われていたため、銀山自体も非常に貴重な存在である。日本では中世ごろは金、銅とならんで貴重な輸出資源であって、金山、銅山同様多くの場合時の権力者が直轄するという形を取っている。日本では天領となった石見銀山(島根県)、生野銀山(兵庫県)が有名。
金山は砂金採集など比較的小規模な経営形態から稼行が可能であるが、銀山については多くの場合、大規模な坑道の開発が不可欠であり、より強大な国家権力と、高い製錬技術を必要とする。
銀鉱床には、黄銅鉱および方鉛鉱などに銀鉱物(濃紅銀鉱、輝銀鉱など)を含むもの、石英中に自然銀および輝銀鉱などが脈をなす銀黒(ぎんぐろ)などが存在する。これらの大部分が地下の金属を溶解した熱水の作用により生成した熱水鉱床である。

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