金について

金の特性

金は貴金属の一種である
第11族元素に属する金属元素
元素記号Au 、原子番号79、原子量196.9665
衝撃や圧力で破壊されることなく変形できる可鍛性がある
非常に柔らかく、最も薄くのばすことができる金属であり、1gあれば数平方メートルまでのばすことができる
平面状に伸ばしたものを「金箔」、糸状に伸ばしたものを「金糸」と呼ぶ
他の金属と溶け合いやすいため、混ぜて合金とすることが容易である

金の産出国

中国、南アフリカ共和国、ロシア、オーストラリアなどで産出されている
日本での産出量は約0.3%

金の純度

金の純度は、24分率で表される 単位は、Karat(カラット)

純金(K24)

金の純度が99.99%以上のもの

22金(K22)

金の純度が91.7%のもの

21金(K21)

金の純度が90.0%のもの

20金(K21)

金の純度が83.5%のもの

18金(K18)

金の純度が75.0%のもの

14金(K14)

金の純度が58.3%のもの

12金(K12)

金の純度が50.0%のもの

9金(K9)

金の純度が37.5%のもの

カラーゴールド

金に銀、銅、ニッケル、パラジウムなど他の貴金属を加えて作られた合金のカラーバリエーション

ホワイトゴールド

K18の場合、金75%、銀15%、ニッケルまたはパラジウム10%が一般的である
黄色と白の中間色に近い色になる
パラジウム割のほうが高価であるが、ニッケルがアレルギー源になる恐れがあるため、国産はほとんどがパラジウム割である
プラチナの代用品として装飾品によく用いられている
ニッケルが多いと強い白、パラジウムが多いと柔らかい白になる

イエローゴールド

K18の場合、金75%、銀15%、銅10%が一般的である
一般的に認知されている金色に近い
銀の割合が多く青みを帯びた淡黄色のものはグリーンゴールドと呼ばれている(別名「青割」)。

ピンクゴールド

K18の場合、金75%、銀10%、銅15%が一般的である
ややピンク色を帯びた金で、工場によってはさらに他の金属も混ぜてピンク色を濃くする。別名「赤割」
レッドゴールドまたはローズゴールドとも呼ばれる

ブラックゴールド

K18ホワイトゴールドにプラチナを含ませた、黒っぽい外観が特徴

金の歴史

金(サンスクリット語 jval, ギリシャ語 [χρυσ??] [khrysos], ラテン語 aurum, 独語 Gold)は有史以前から貴重な金属として知られていた。おそらく人類が装飾用として用いた初めての貴金属である。
紀元前2600年頃から古代エジプトのヒエログリフで金についての記述が見られる。
紀元前643年から630年のリディアでの、世界で初めての貨幣成立に大きく影響を及ぼしたと言われている。
1816年、イギリスでジョージ三世が、「金本位法」を制定した。
19世紀のゴールドラッシュ以降、カリフォルニア州、コロラド州、オタゴ、オーストラリア、サウスダコタ州ブラックヒル、クロンダイクなどで大きな金の鉱脈が発見されてきた。
一攫千金を狙う採掘者が殺到し、ゴールドラッシュが起きる。
中世ヨーロッパでは、水銀など他の物質から金を作り出す錬金術が行われた。金を生み出すことができる物質は賢者の石と名付けられ、賢者の石を作ることに多くの努力がなされた。その試みの全ては失敗に終わったが、その過程で発見された多くの事象を元にして、今日の化学は成り立っている。
錬金術師達は、中心に点が描かれた円の記号で金を現していた。これは占星術の記号でもあり、エジプトのヒエログリフ、および初期の漢字では太陽を現す記号としても用いられた。
1910年からこれまでに、地球上の75%ほどの金が産出されてきたと考えられている。
地質学的に、地球上にある全ての金の埋蔵量は、一辺が20mの立方体に収まる程度と考えられている。
現代では、金を始めとする貴金属の合成(Synthesis of noble metals)は、加速器などを用いて、他の元素から核種変換することで可能なことが分かっている。

ゴールドの由来

インド・ヨーロッパ語の「輝く」という意味を持つ「ghel」が用いられた。

金時計

側(ケース)と蓋が金でめっきされた、もしくは金無垢で作られた時計のこと。たいていは金の懐中時計を指す。

金鉱床

銅や亜鉛などは、酸化物といった形で化合物として産出されることが多いが、金は主に自然金(しぜんきん、native gold、金の単体)として得られることがほとんどである。
また金は、火成岩中にも極微量に含まれる。
ただし、採算が取れるほど固まって産出されるのはまれであるため、銅や鉛などの精製過程における副産物として通常は得られる。
金鉱山として金を産出する場合は、金の鉱脈にそって掘っていく。
そのほかに、金を含む鉱石が風化した、砂状のものをより分ける砂金掘りの方法もある。
通常金は石英、まれに硫化物の鉱脈の中に存在する。
硫化物では黄鉄鉱、黄銅鉱、方鉛鉱、閃亜鉛鉱、硫砒鉄鉱、輝安鉱、磁硫鉄鉱などの鉱脈に含まれていることが多い。
非常に稀であるがペッツ鉱、カラベライト、シルバニア鉱、ムスマン鉱、ナギヤグ鉱、クレンネル鉱などの鉱脈に含まれていることもある。
金は地球全体の地殻内に広く分布して存在しており、存在比は0.03g/1000kg程度(0.03ppm)である。
熱水鉱床は変成岩と火成岩のなかに漂砂鉱床や砂鉱床のかたちでできる。
金の一次鉱脈は、主に火成岩か砂金の形で金が産出する場所である。
通常の鉱脈は採算の点から金以外の鉱脈内で金がとれるところが多い。
溶解や浸食といった化学的、物理的作用や変成作用を受けずに石英や硫化物内に集結している。
金の一次鉱脈にはいくつもの種類があり、よくある鉱脈はリーフ又はベインと呼ばれる。
一次鉱脈は風化や浸食されていることもあり、その場合金は小河などに流されるなどして重い鉱物の漂砂鉱床に集まっている。
いずれの場合も金は単独で存在している。
もう一つ重要な鉱脈は堆積頁岩または石灰岩の鉱脈で、これはあちこちに金やプラチナなどの金属とともに散在する形で存在する。
また、海水中にも金は含まれており、その割合は1000kgあたり0.1から2mg(0.1-2ppb)程度である。

金鉱山

経済的に金鉱山と言える物は平均して1000kgあたり0.5gの金を産出する必要がある。典型的な鉱山では、露天掘りで1-5g/1000kg(1-5ppm)、通常の鉱山で3g/1000kg(3ppm)程度である。人間の目で見て金と分るには30g/1000kg(30ppm)程度の濃度が必要で、それ以下の金山では鉱石内に金があることを人間の目で見分けることはほとんどできない。
沖積層の鉱床では砂鉱床採掘が用いられ、堅い岩の鉱脈では金属抽出が用いられる。金の精製を完了するには塩素処理または電気精錬を用いる。海水中には前述の通り金が含まれているが、2005年現在有効な抽出方法は見つかっていない。
1880年代から南アフリカが金産出の2/3を占めていたが、2004年時点では1/3まで比率が低下した。
ヨハネスブルグが世界で最も多くの金を産出する都市と言われている。
オレンジ自由州とトランスバール州にある金鉱山は世界で最も深く掘られた鉱山となっている。
1899年から1901年までのボーア戦争はイギリスとボーアの鉱山労働者の権利と、南アフリカの金の所有権に関する争いである。
その他の主な金の産出地としてはロシア、カナダ、アメリカ、オーストラリア西部にある。
日本ではかつて、比較的多く金が産出した。
マルコ・ポーロの東方見聞録などで「黄金の国」と呼ばれていたのも、日本産の金が出回っていたからである。
しかしながら、江戸時代以降は国産の金山は徐々に衰え始めた。
たとえば有名な佐渡金山もすでに採掘をやめ、現在は観光地化している。
大正・昭和初期の頃には東洋一の金山と言われた北海道の鴻之舞金山は採算ベースに乗る金を全て掘り尽くし1973年(昭和48年)に閉山。
現在では、辛うじて1985年(昭和60年)から菱刈鉱山が採掘されるなどのみである。
この一方、現在海底の熱水鉱床からの産出が将来的に期待されている。

錬金術

一般によく知られた錬金術とは、物質をより完全な存在に変える賢者の石を創る技術のことをいう。
この賢者の石を用いれば、卑金属を金などの貴金属に変える事ができるという。
なお、一般的には金への物質変成など「利殖」のイメージが強い錬金術ではあるが、本来は「万物融解液」により、物質よりその性質(例えれば金が金であるという性質)を具現化させている「精」(エリクシル)を解放し「精」の性質を得ようとするのがその根元的な目的であり(金のエリクシルは過程であって目的ではない)、生命の根元たる「生命のエリクシル」への到達こそが錬金術の究極の目的である。
「生命のエリクシル」は人体を永遠不滅に変えて不老不死を得る事ができるとされ、この場合は霊薬、エリクサーとも呼ばれる(なお、賢者の石が文献上に記述されるのはエリクサーよりかなり後である)。
それ故、錬金術は神が世界を創造した過程を再現する大いなる作業であるとされる。
錬金術で黒は富や財産を表し、白は不老不死の永遠、赤は神との合一を意味する。
特に中世ヨーロッパにおいて長期間にわたって行われたが、これは西洋において他の学問などと同様に一度失伝した錬金術が イスラム世界から再導入されたものである。
Alchemy(アルケミー)はアラビア語 Al kimiyaに由来し、Al はアラビア語の定冠詞(theに相当)であり、この技術がイスラム経由で伝えられたという歴史的経緯を示す。
語源については通説は定まっていない。

砂金

砂状に細粒化した自然金のこと
山腹に露出した金鉱脈が流水で洗われ下流の川岸の砂礫の間に沈殿する

コロイド状金

金の小粒が微細な粒子が、気体中や液体中に分散したもの

日本にある金の総量

2008年1月現在、日本に「地上資源」ないし「都市鉱山」として存在する金は約6800トンで、これは全世界の金の現有埋蔵量の約16パーセントにも及ぶ量である(物質・材料研究機構「わが国の都市鉱山は世界有数の資源国に匹敵」)。

金箔

金を微量の銀や銅とともに金槌で叩いてごく薄く伸ばし、箔状態にしたもの。主に物体表面を装飾するために用いられる。
日本の金箔生産では、石川県金沢市が総生産量のうち98%を占める独占的な産地である。

金糸

金を糸状に伸ばしたもの
豪華な衣装を作るために、金糸は綿や絹など一般的な繊維素材と併用される。

自然金

鉱物(元素鉱物)の一種。化学組成は Au であるが、自然銀(Ag)と固溶体を形成するため、銀を含むことが多い。
結晶系は等軸晶系。
色は黄鉄鉱や黄銅鉱に似ているが、条痕や硬度が異なる。

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